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【注文住宅】家づくりの流れ10ステップ!期間や注意点まで完全解説

家づくりの流れ記事アイキャッチ

家を建てるには、まず何から始めればいいの?
順番や、ステップ・期間・費用まで、なるべく簡単に教えてほしい~

注文住宅はやることが多くて大変だよね!

今回は現役業界人のボクが、家づくりの流れについて、初心者向けになるべく簡単に解説していくね☆

これを読めば、家づくり完成までの各プロセスや、期間・費用をざっくり把握できるよ。また、ステップごとのゴール、注意点も解説するので、家づくりへの覚悟とモチベーションの維持に役立つよ♪

目次

家づくりの流れ【10ステップ】

注文住宅の家づくりの流れはざっくり次の10項目だよ!

STEP
イメージを固める

●どんな家を建てたいか?(建物) 

●どこに建てたいか?(土地)

STEP
資金計画を立てる

●建物・土地に使える総予算はいくらか?

STEP
建築会社(ハウスメーカー/工務店)を決める

●カタログや資料請求をする

●住宅展示場で内覧する

STEP
土地を探探す

●不動産会社で探す

●ポータルサイト(web)で探す

●建築会社に探してもらう

●自分達の優先順位を決めておく

STEP
敷地調査・地盤調査を行う

●その土地に希望の家を建てられるか?

STEP
住宅ローンを申し込む

●土地と建物のローン審査に通る

STEP
土地を購入する

●土地購入の契約をする

STEP
家の仕様を決める

●間取りや設備のプランニングを固める

STEP
建築請負契約を結ぶ

●いよいよ契約

STEP
着工・完成

●建築工事の着工から引き渡しまで

家づくりにかかる期間はどれくらい?

注文住宅(土地と建物が別々)の場合、「土地を持っていない」お客様が約7割を占めます。

土地がすぐに見つかるかどうか?で家づくりに掛かる総時間はかなり変わってきますが、概ね8カ月~15カ月(平均して1年程度)かかってきますね。

各ステップのポイントとゴール

1~10ステップの各項目ごとにポイントとゴール(目的)を解説していくね☆

ステップ①イメージを固める

●建物のイメージを固める

Instagram・PinterestなどのSNS写真や、Youtubeのルームツアー動画、ハウスメーカーのwebサイトに掲載されている施工事例などを幅広く閲覧しましょう。(家づくりノートを作成して写真をスクラップしておくのも良いですね☆)

LDK・部屋数などの間取り、インテリア、エクステリア(外観)・外構(庭)など、家族が実現したい建物の希望をまとめます。

ゴール(目的)

希望を出した中から、優先順位を紙に書きだし整理しておきます。

※家づくりを進めていく中で、予算の都合で削る部分が発生した場合、優先順位を明確にしておくことで、判断や調整がラクになりますのでぜひやっておきましょう。

●住みたいエリアのイメージを固める

「どのエリアに住みたいのか?」が絞り込めていないと、土地探しもできないので、候補地を絞り込んでおきます。

《エリア選定のポイント》

・通勤通学のしやすさ

・教育施設のクチコミ

・医療施設・商業施設までの距離

・治安チェック・街頭の有無

・実家(親御さん宅)との距離
※実家と新居との距離は、事前に理解・承諾を得ておくほうが無難ですね。
将来、共働きで子供の面倒を見てもらったりする場合や、逆に親御さんの介護が必要になる場合などを想定して、距離感については事前に話し合いをしておくことをお勧めします。

ゴール(目的)

住みたいエリア・候補地を決めておく

ステップ②資金計画を立てる

住宅を建てるための資金(土地・建物)について予め計算しておきましょう。決めておく項目は以下になります。

・自己資金(貯蓄の中で、住宅のために使える金額)がいくらあるのか?

・住宅ローンを組むのは夫か?妻か?2人でローン(ペアローン)を組むのか?

・親御さんからの援助可能額はいくらか?

💡ファイナンシャルプランナーはお金の専門家。これからご家族が進んでいくライフステージに合わせて教育費や住宅ローンなど総合的にお金の人生設計やシミュレーションをしてくれますので、ぜひ相談してみましょう。(住宅展示場や各ハウスメーカーでFPに相談できる所もありますので、上手に活用しましょう)

ゴール(目的)

準備できるMAX予算を把握しておく。

予算オーバーになったり、後々返済が厳しくなったりする事を避けられます。

ステップ③建築会社(ハウスメーカー/工務店)を決める

家づくりのパートナーを決める重要なステップです!

具体的な行動としては、以下のような種類があります。

●カタログ・資料請求をする

・ハウスメーカー/工務店のホームページを検索して、直接カタログ請求する

・「カタログ一括請求サービス」を利用して1度に多くのメーカーからカタログ請求する(おススメです)

●展示場で直接話を聞く   

・完成見学会に参加する

・体験型施設・宿泊施設を体験する

見るべきポイント

・メーカーの特長(強み)は何か?

・メーカーの短所(弱み)は何か?

・自分たちとフィーリングの合う担当者か?

ゴール(目的)

自分たちの理想にマッチしたハウスメーカーや工務店の候補を2~3社まで絞る。

※候補が絞れていないと時間と労力ばかり奪われ、家づくりのモチベーション低下につながります。

ステップ④土地を探す

自分達が住みたいエリア・土地を探します。

希望条件は沢山あると思いますが、それに100%対応した土地が見つかる可能性は低いため、希望条件をリスト化したら、その条件を優先順位付けしましょう。60~70%の条件を満たしたら買い時ですね!他に取られるまえにスピードを持って確保しましょう。

土地探しの方法は以下の種類があります。

  • 不動産会社で探す
  • ポータルサイト(web)で探す
  • ハウスメーカー/工務店に探してもらう

💡土地には、ネットに公開されている情報と、公開されていない「非公開物件」があります。

非公開物件は土地全体の20%前後存在しており、全ての物件を自分だけで探すのは不可能になってきます。

ポイントとして、土地探しは信頼できるハウスメーカー/工務店に任せて、探してもらうのが一番の近道になります。

なぜなら、ハウスメーカー/工務店の担当者は不動産屋さんとも情報共有が密なので、ネットや一般公開される前の非公開物件の情報を仕入れて一般公開前に提案頂けたり、作りたい家の条件に合った土地をピンポイントで探索するスキルに長けているため、お客様が個人で探すよりもずっと効率的なためです。

非公開情報を自分のスマホで検索できる裏技記事も書いたので
良かったら参考にしてね♬

ゴール(目的)

土地を仮申し込みする。

土地が決まらなければ、いつまでも家を建てる事ができません。大変なステップですが頑張りましょう☆

※土地の仮申し込みから購入決定までの期限は、一般的に10日~2週間程度になります。

ステップ⑤敷地調査・地盤調査を行う

敷地調査と地盤調査

土地の仮申し込みが済んだら、その期間内に「敷地調査・地盤調査」を行いましょう。

敷地調査・地盤調査の内容

  • 土地の測量(土地の広さを再計測)
  • 水道管の状況(上水道・下水道の状況確認)
  • 土地の高低差(道路に対して高い所・低い所)
  • 周辺状況(日照・敷地内に越境物がはみ出してきてないか?)
  • 都市計画(住宅が建てられる土地か?)
  • 地盤の強さを測定して家を建てても安全か検査

💡敷地調査・地盤調査を依頼する先は、建物を建築するハウスメーカー/工務店に必ず依頼しましょう。

知り合いや、別の会社に調査依頼していた内容に万が一不備や間違いがあった場合、トラブルの原因になってしまいます。

ゴール(目的)

住宅が建てられるか?地盤は安定しているか?後から追加工事が膨大にならないか?確認しておく。

ステップ⑥住宅ローンを申し込む

土地が決まったので、購入資金を準備します。

注文住宅の場合、土地と建物の支払いが別なので先に土地を購入することになりますが、土地代金をローンで支払う場合は、「土地代金」と「建物代金」をトータルした合計金額で住宅ローン融資を受けて、その中から先に土地代金を支払う「つなぎ融資」を利用することになります。

💡住宅ローンのが実際に融資されるのは、建物が完成した後になるため、先払いが必要な土地の代金はその中から「前借り」するような形になります。

ゴール(目的)

住宅ローン申込みから 銀行の本承認を得る。

ステップ⑦土地を購入する

いよいよ、土地売買契約を交わします。重要事項説明書の確認をして問題無ければ契約しましょう。

契約時に、土地価格の一部(5%~10%)が手付金として必要になりますが、この手付金は購入者側が「やっぱりキャンセルしたい!」となっても返還されないお金になりますので、契約は慎重に行いましょう。

ゴール(目的)

土地を購入する

ステップ⑧家の仕様を決める

営業担当・設計士・インテリアコーディネーター・工務担当のチームで、具体的な建物仕様を確定させていきます。

確定していく項目

  • 住宅設備の確定(キッチン・トイレ・お風呂など)
  • エクステリア(屋根・玄関・外装など)
  • インテリア(床・壁・天井・窓・棚の色・形・素材など)
  • 照明ライトやコンセント位置など

💡家の仕様決めは、家づくりの中でも一番楽しい工程ですね♬

ですが、楽しさのあまりついつい「あれもこれも!」と追加してしまい、ものすごい金額になってしまった。。なんてことも多いですね。そうならないためにも、希望する設備は、見積書の項目に追加しておいてもらい、後から見積り合計金額と照らし合わせながら、添削作業がしやすいようにしておきましょう。

ゴール(目的)

家の間取りと仕様を確定させる。

ステップ⑨建築請負契約を結ぶ

建物を建築するハウスメーカー・工務店から最終確定の見積書が提出されますので、よくチェックして、問題なければ工事請負契約書を締結します。

契約締結完了すると、住宅ローンの本審査を経て、ローン融資が実行されると土地売買が成立し、いよいよ着工になります。

ゴール(目的)

ハウスメーカー/工務店と建築請負契約を締結する。

ステップ⑩着工・完成

購入した土地に住宅を建てていきます。

期間は4カ月~6カ月が目安です。

最終ステップは、以下の流れになります。

  • 地鎮祭(土地の神様にご加護を賜る儀式)
  • 着工
  • 上棟&上棟式(柱や梁などの躯体部分を一日で組上げます)
  • 完成
  • 施主様検査(ミスや汚れ・傷などのチェック)
  • 住宅ローンの実行(ローンが振込まれます)
  • お引き渡し(鍵の受け取り)

💡地鎮祭の時、同時にご近所様への挨拶をするとタイミング的にベターです。
挨拶として粗品を持参すると思いますが、食品など日持ちがしない物だと、長期不在等でお会いできない場合に賞味期限が切れてしまうため、洗剤やタオルといった日持ちするものがおススメですよ☆

地鎮祭と上棟式
地鎮祭はしないとダメ? いくら位かかるの?

地鎮祭の実施は義務ではありませんので、当事者や親御さんや親戚との関係性・実施予算等も考慮してから、する・しないを決定しましょう。

※あるある情報として、家を建てた後に何か不幸事があった際に、「地鎮祭をしてないからでは?」という因果関係を持ち出されるケースもあるため、実施するかどうかは慎重に決めましょう。

総費用約10万円~15万円くらい
玉串料(たまぐしりょう)2万円~5万円
お車代5,000円~1万円(距離により変動)
祭壇準備費・テント設営費など1~5万円(住宅会社準備、会社による)
上棟式とは? 必須なの? いくら位かかるの?

上棟式も義務ではありません。上棟の後、家屋の神様と大工の神様を祀り、工事が最後まで安全に済むように祈る儀式です。

総費用約10万円前後
お供え1万円前後
※ご祝儀1~3万円程度
飲食費ゲスト人数×2,000~3,000円程度

※棟梁(とうりょう)や現場監督へのご祝儀の目安:1万~3万円

 職人・関係者へのご祝儀目安:3,000~1万円程度

近隣住民の方々に向けて餅まき(小銭・お菓子など)をする場合もあります。

💡入居日が決まったら、引っ越し業者から見積りを取りましょう。

💡物件引き渡し時の「鍵」について
家のマスターキーと、工事用に使っていたコンストラクションキー(工事関係者用の鍵)を受け取ります。
※工事関係者用の鍵(金色)は、家のマスターキーを1度使用することで二度と使えなくなる仕組みになっていますが、気分的な安心感と、記念品としてぜひ受け取っておきましょう。

ゴール(目的)

幸せなマイホームを手に入れる☆

最後まで見ていただきありがとうございます。

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